しりたいゾゥ
勢力(せいりょく)が強い台風とか聞くけど、どんな時に台風は発達(はったつ)するの?
そうた
台風が発達するのは日本の南のほう、海水温が高いところなんだ
しりたいゾゥ
どうして海水温が高いところなの?
そうた
海水温が高いところは、水蒸気(すいじょうき)がいっぱいあるからだよ。水蒸気は台風を発達させるエネルギーなんだ。車を動かすガソリンみたいなものかな。
しりたいゾゥ
へぇ、そうなんだね。
でも、そもそも水蒸気ってなに?
そうた
水蒸気は、もともとは水なんだ。
水はたくさんの水の粒(つぶ)からできていて、目には見えないけどその粒は少しずつ空気中に出ていってるんだ。この空気中の水の粒を水蒸気というんだよ。
水があたたかいと、空気中に出ていく水蒸気の量も増えるよ。
南の海はあたたかいから、海からどんどん水蒸気が作られるんだ。台風はこの水蒸気をいっぱい取りこんで発達するんだよ。
しりたいゾゥ
水蒸気が少ないところではどうなるの?
そうた
台風は急速(きゅうそく)におとろえるんだ。
海水温が低いところや陸地は水蒸気が少ないから、台風の風はだんだん弱くなって熱帯低気圧(ねったいていきあつ)になることが多いよ。
しりたいゾゥ
熱帯低気圧って?
そうた
台風は風が弱くなると熱帯低気圧という名前に変わるんだ。
ただ風が弱くなるといっても、まだまだ危険(きけん)なレベルだから、近づいてきたら注意が必要だよ。
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