金曜日のきょう午前3時、南鳥島近海にあった熱帯低気圧が台風10号になった。従来の予想通り北上は続けるものの、本州を直撃することはなさそうだ。
気になるのが、海外の気象機関によって9月3日前後に日本への接近が予想されている次の台風である。まだ先のことなので精度が高くないことを前提に最新の予報を見てみると、アメリカ海洋大気局(NOAA)とヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)ともに前回の予想から若干の変化がみられる。
アメリカ海洋大気局の予想では9月5日火曜日に関東沖まで進み、その後、関東から東北の沿岸に沿って北上、北海道の東に抜けるコースに変わった。直撃はなさそうだがかなり本州に接近するので、この場合、雨風ともに影響は大きいだろう。
一方、ヨーロッパ中期予報センターはややスピードを落とし、西寄りに進路を変えてきた。9月3日日曜日に沖縄本島の東海上に台風を予想している。
北上するのか、西寄りに進むのか、太平洋高気圧の勢力次第だが、予想で難しいのはこの太平洋高気圧の勢力なので、今後も台風のコースは予報が更新されるごとに変化するはずだ。まだ台風の卵(熱帯低気圧)にもなっていないので、現段階では、「注視しておく」くらいの構えがいいだろう。
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