台風が夏に多いのはなぜ?【イラスト解説】

しりたいゾゥ
しりたいゾゥ

台風はどうして暑い夏にやってくるの?

そうた
そうた

正確にいうと台風は、夏から秋にかけて、日本に近づくことが多いんだ

しりたいゾゥ
しりたいゾゥ

冬や春にはこないよね。なんでなの?

そうた
そうた

まずは6月から12月にかけて台風が通る主なルートを見てみよう。
日本にもっとも近づくのは8月と9月が多いのがわかるね。

そうた
そうた

その秘密(ひみつ)は、台風を動かす風にあるんだ

しりたいゾゥ
しりたいゾゥ

台風は風で動くの?

そうた
そうた

そうなんだ。
台風は自分で動く力はほとんどなくて、周(まわ)りの風に流されて動く性質(せいしつ)があるよ。

台風を動かす風は、主に3種類(しゅるい)あるんだ。
赤道付近を吹(ふ)く貿易風(ぼうえきふう)、太平洋高気圧の縁(へり)を吹く風、そして日本付近の上空を吹く偏西風(へんせいふう)。

そうた
そうた

寒い冬から春にかけて、台風は赤道のすぐ北側で発生するから、貿易風に流されてフィリピンの方に進むことが多いんだ。だから日本に近づいてくることはほとんどないよ。

そうた
そうた

初夏(しょか)の7月ごろになると、台風は赤道から離(はな)れた北の方で発生するようになるんだ。すると今度は太平洋高気圧という暖(あたた)かい空気のかたまりの縁(へり)を吹く風に流されて北上してくるよ。

しりたいゾゥ
しりたいゾゥ

日本に向かってくるんだね

そうた
そうた

そうなんだ。
でも7月は、偏西風(へんせいふう)の影響(えいきょう)が小さいので、台風
本州(ほんしゅう)には向かわずに朝鮮半島(ちょうせんはんとう)のほうに進むことが多いんだ。

しりたいゾゥ
しりたいゾゥ

へぇ、そうなんだ

そうた
そうた

そして8月、9月になると、偏西風がしっかり吹いてくるので、台風はそれに流されて向きを変えて、本州や四国、九州の近くを通りやすくなってくるんだ。

しりたいゾゥ
しりたいゾゥ

台風シーズンだね

そうた
そうた

そういうことだね。
そして10月以降(いこう)の秋の季節になると、太平洋高気圧が小さくなるのと偏西風が南に移動(いどう)するので、台風は日本に近づく前に東の方へ流されちゃうんだ。

しりたいゾゥ
しりたいゾゥ

台風は風に動かされていたんだね。
知らなかったゾゥ

そうた
そうた

例外的な動きをする台風もあって、10年に1度くらいは6月に本州に上陸したりするんだ。
主なルートのほかに、6月、10月、11月はこんなルート(濃い青の線)も知られているよ。

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