一番長寿だった台風は？【イラスト解説】

台風によってさまざまだけど、平均（へいきん）すると５日ぐらいなんだ

昭和６１年（１９８６年）の台風14号の約１９日間だよ

とても複雑（ふくざつ）な動きをした台風で、ふつうの台風とはかなり違（ちが）っていたんだ。
14号が進んだルートをふり返ってみよう

びっくりしたかい？
台風14号は１９８６年８月１８日にフィリピンの西で発生して、台湾付近を行ったり来たりしながら、一時的に勢力（せいりょく）が落ちて熱帯低気圧になった時もあったんだ。

でも再び台風に発達（はったつ）して、フィリピン付近を行ったり来たりしながら、９月６日にラオスで消滅（しょうめつ）したんだ。

台風は自分で動く力がほとんどないので周辺（しゅうへん）の風に流されて動くんだ。
でもこの時は目立った風が吹（ふ）いていなくて、ぐるぐる迷（まよ）ったような動きをしたんだよ。

長い時間存在（そんざい）する長寿（ちょうじゅ）台風は、夏に多くて、台風14号のように不規則（ふきそく）な動きをするものが多いんだ。
長寿台風のランキングを書いておくよ。