上陸すると台風の勢力が弱まるのはなぜ？【イラスト解説】

うん。本当だよ

まず、台風が発達（はったつ）するエネルギーは水蒸気（すいじょうき）だということを知っておこう。水蒸気は水が蒸発（じょうはつ）したもので、海の上にたくさんあるんだ。

そのとおり。
台風が上陸すると、陸上では水蒸気が少ないから、しだいに台風の勢力（せいりょく）が弱まっていくんだ。車のガソリンがなくなるのと同じだね

さらに台風の風が山にぶつかったりして、台風のパワーにブレーキがかかっていくよ

弱まるといっても台風だから危険な風であることに変わりがないことには注意しよう。
上陸後、台風の風が弱まった例をあげよう。２０２４年の台風１０号だ

台風１０号は８月２９日の午前８時ごろに鹿児島県に上陸したんだ。その後、熊本県や長崎県の陸地を進んでいったよ。
中心付近の最大風速がしだいに弱まっていったことがわかるかな？