前線とは?

前線とは、性質の異なる2つの空気の塊(気団)が接する境界線のことです。たとえば、冷たい空気と暖かい空気がぶつかると、その境目に前線ができます。前線にはいくつか種類があり、たとえば「寒冷前線」は冷たい空気が暖かい空気を押し上げるように進み、通過時には激しい雨や雷、突風を伴うことがあります。一方、「温暖前線」は暖かい空気が冷たい空気の上に乗り上がるように進み、広い範囲で穏やかな雨が降る傾向があります。また、前線が停滞している場合(停滞前線)は、長時間にわたって同じ場所で雨が降り続けることがあり、大雨災害の原因となることもあります。天気図では、前線は線や記号で示され、気象の変化を予測する上で非常に重要な要素です。

コメント

タイトルとURLをコピーしました