最大瞬間風速とは、非常に短い時間で観測する瞬間風速の中で、最も大きい風速のことです。
通常の「風速」は、風速計が0.25秒ごとに観測する値を10分間平均で算出します。一方、「瞬間風速」は3秒間平均で値を取ります。「最大瞬間風速」はその「瞬間風速」の中で最も大きい値です。その性質上、10分間平均の風速よりも約1.5〜2倍の値になる傾向があります。
激しい突風や突発的な強風の目安として記録または予想され、例えば、風速が30m/sのとき、最大瞬間風速は40~45m/sにもなることがあります。このレベルの強風・暴風が吹くと、木が折れたり、建物の屋根が飛ばされたりする危険度が急速に高まります。台風情報では、最大風速とあわせて最大瞬間風速も発表されていて、風による災害への警戒を呼びかけています。
日本における最大瞬間風速の記録は、過去一位が富士山での観測値になっています。

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