トルネードとハリケーンの違いは？

トルネードはアメリカで発生する大きな竜巻（たつまき）のことなんだ。

トルネードは風、ハリケーンは雲とおぼえておくといいよ。
ハリケーンは積乱雲（せきらんうん）という大きな雲がたくさん集まってできた巨大な雲の輪（わ）っかだよ。トルネードは積乱雲の下でできる、ぐるぐる回る強い風の渦（うず）なんだ。

ハリケーンとトルネードは大きさも全然違うよ。
ハリケーンがフラフープくらいの大きさだとすると、トルネードの大きさはボールペンのペン先（さき）くらいしかないよ。

ハリケーンの直径（ちょっけい）は１０００キロくらい。それに対してトルネードは数キロくらい。トルネードはハリケーンの目より小さいよ。

そうだね。トルネードは強い風でいろんなものを吹き飛ばしながら、まっすぐに進むんだ。
ハリケーンはトルネードよりもっと広い範囲で、風の被害だけじゃなくて大雨による洪水（こうずい）や土砂崩れ（どしゃくずれ）も引き起こすんだ。

いい質問だね。
日本とアメリカの平野をくらべると圧倒的（あっとうてき）にアメリカの平野のほうが広いよ。平野が広いと発生する積乱雲のスケールも大きくなって、その下でできる風の渦も大きくて強いんだ。