土石流とは?

土石流(どせきりゅう)は、山や斜面に降り積もった土砂や岩石、倒木などが、大雨や融雪によって一気に水と混ざり、急斜面を高速で流れ下る自然災害です。土石流は、特に谷沿いや川沿いの地形で発生しやすく、発生すると非常に短時間で広範囲に甚大な被害をもたらすことがあります。水だけでなく大量の土砂や岩が混じっているため破壊力が極めて高く、家屋や道路、橋梁などを一瞬で押し流してしまうこともあります。

発生の予兆が分かりにくいため、住民の避難が間に合わないこともあり、過去には多くの人命が失われてきました。日本では特に梅雨や台風の時期に多く発生しており、土砂災害警戒情報やハザードマップを活用した事前の備えが重要です。山間部や谷地に住んでいる人は、気象情報に注意し、異変(川の濁り、地鳴りなど)に気づいたら、すぐに安全な場所に避難することが求められます。

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