ハリケーンと台風は何がちがうの?
サイクロンっていうのもあるけど・・・
おおまかにいうと、中身はぜんぶ同じで、名前がちがうだけなんだ
中身って?
どれも大きな雲の渦巻き(うずまき)なんだ。
たくさんの大きな雲がドーナツみたいに輪っかの形にならんで、ぐるぐる回転しているよ。
雲がいっぱいあるから、たくさんの雨を降らせたり強い風を吹かせたりするんだ。
名前がちがうのはどうして?
発生する場所で呼(よ)び方がちがうだけだよ。
日本では台風、インドやオーストラリアではサイクロン、アメリカではハリケーンっていうんだ。どれもあたたかい海で発生するよ。
どれが一番強いの?
どれも同じくらいの強さに発達(はったつ)する可能性(かのうせい)があるから、簡単(かんたん)にはくらべられないよ。どれも危険(きけん)なんだ。
へぇ。
ところで、なんであたたかい海でできるの?
冷たい海や陸上(りくじょう)ではできないの?
ハリケーンや台風など大きな雲の渦巻きを発生・発達(はったつ)させるエネルギーは、海から蒸発(じょうはつ)する水蒸気(すいじょうき)なんだ。
あたたかい南の海ではどんどん水蒸気が作られているよ。
いっぽうで陸上や冷たい海の上は、水蒸気の量が少ないから雲の渦巻きが成長(せいちょう)しないんだ。
そうなんだね。
どこからどこまでがあたたかい海なの?
雲の渦巻きが発生するあたたかい海水のエリアをオレンジ色で表してみたよ。
だいたい地球の真ん中あたりをベルト状(じょう)に広がっているのが分かるね。このあたりは気温も高くていつも暑(あつ)いから、熱帯(ねったい)といわれるよ。
熱帯低気圧(ねったいていきあつ)って聞いたことがあるゾゥ
じつはハリケーン、サイクロン、台風はできたばかりの時は、発生場所に関係なく、すべて熱帯低気圧(ねったいていきあつ)って呼ばれるんだ。
だんだん発達して風が強くなってくると、ハリケーン、サイクロン、台風って呼び方にぞれぞれ変わるんだよ。
へぇ、はじめはみんな熱帯低気圧で、あとから呼び方が分かれていくんだね。知らなかったなぁ。
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