しりたいゾゥ
上陸(じょうりく)がこれまで一番早かった台風は?
そうた
気象庁(きしょうちょう)によると、1956年(昭和31年)の台風3号だよ。
4月25日の午前7時半ごろに鹿児島県の大隅半島(おおすみはんとう)南部に上陸したんだ。
そうた
最も発達したタイミングはフィリピンの東海上にあった時で、気圧が 935hPaまで下がったよ。
台風の記録(きろく)が残(のこ)っている1951年以降(いこう)、4月に上陸した台風は、この1956年の3号だけしかないんだ。
しりたいゾゥ
じゃあ、上陸が一番遅かった台風は?
そうた
1990年(平成2年)の台風28号で、11月30日午後2時ごろに和歌山県白浜町(しらはまちょう)の南に上陸したんだ。
そうた
台風の記録が残っている1951年からきょうまで、11月に日本に上陸した台風はこの1個のみだよ。とても珍(めずら)しかったので、当時は新聞で「冬台風」「季節はずれ台風」なんて書かれたりしたんだ。
気圧はフィリピンの東海上で910hPaまで下がってかなり発達したよ。上陸した日の夜には温帯低気圧に変わったけれど、死者が出るなど西日本から北日本にかけて大きな被害があったんだ。
しりたいゾゥ
季節はずれだからって安心しちゃだめなんだね
そうた
そうだね。
これからは地球温暖化(ちきゅうおんだんか)の影響(えいきょう)で、冬や春先でも台風が日本に近づく場合があるかもしれないね。
最後に、上陸が早かった台風、遅かった台風のランキングを書いておこう。
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