台風情報の見かたをくわしく知りたいなぁ
安全に身を守るためにも台風情報はくわしく知っておいた方がいいよね。
まずは台風の天気図を見てみよう。
だいたいこんな感じで、いろいろな線が引いてあるよね。
大切なのは、台風情報を実況(じっきょう)と予報(よほう)の2つに分けて見ることなんだ。
じっきょう???
実況とは、いま台風がどこにあって、どれくらいの強い風が、どれくらいの範囲(はんい)で吹(ふ)いているかなど、最新(さいしん)の情報のことだよ。天気図ではこの部分になるよ。
黄色い円は強風域(きょうふういき)と言って、風速15メートル以上の強い風が吹いている範囲。赤い円は暴風域(ぼうふういき)と言って、さらに強い風速25メートル以上の風が吹いている範囲なんだ。黒いバツは台風の中心がある場所だよ。この天気図では9月4日午前9時の情報になるよ。
次に予報を見るんだね?
そうなんだ。
まずは最新の実況を確認(かくにん)して、そのあとどこに進むのか予報を見ていくんだ。予報はこの部分になるよ。
点線でかかれた白い円は予報円(よほうえん)といって、この円のどこかに台風の中心が進むと予想されるエリアなんだ。台風の大きさじゃないことに注意しよう。
赤い線で囲(かこ)まれた暴風警戒域(ぼうふうけいかいいき)は、台風の中心が予報円の中に入ってきた時、暴風域になる可能性があるエリアをあらわしているんだ。
予報円はだんだん大きくなっていくんだね
そうだね。
予報円は5日先までかかれるよ。1日後より2日後、2日後より3日後のほうが、台風の中心がどこに進むのか予想が難(むずか)しくなるから、予報円もだんだんと大きくなっていくんだ。
この天気図だと、5日後の9日9時の予報円は静岡県から北海道まで広がっていて、どこに台風が進むのかよくわからないなぁ・・・
そうだね。
でも、台風がやってくる可能性(かのうせい)が前もってわかるから、各地域(かくちいき)では早めの備(そな)えができるというメリットがあるんだ。
それに台風が近づいてくると予報円はだんだんと小さくなって、どこに進むのかハッキリしてくるよ。だからいつも最新の台風情報を見るようにこころがけようね。
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