台風が接近(せっきん)すると風が強く吹(ふ)くけど、なぜなの?
台風の仕組みに関係(かんけい)しているんだ。
まずはこの写真を見て。令和6年8月の台風7号のものだよ。
よく見ると渦(うず)を巻(ま)いているのがわかるかい?
左巻きに渦を巻いているのがわかるゾゥ
そうだね。
台風がこんなふうに渦を巻いているのは、渦巻き状(じょう)に風が吹いているからなんだ。
そして台風の風は、中心に近づくほど強く吹(ふ)いているよ。
そうなの?
わかりやすいように、ここで実験をしてみよう。
まず、コップに水を入れて箸(はし)でかきまぜて、渦(うず)を作ってみよう。
そのあと、コップにコショウを少しだけふりかけて観察(かんさつ)してみると・・・
コップの「はじっこ」と「真ん中」では、コショウの粉(こな)のスピードが違(ちが)うのがわかるかい?
はじっこはゆっくりで、真ん中は速い!
そうなんだ。
渦のスピードは真ん中に行くほど、はやくなるんだ。
台風の風も同じで、真ん中に近いほど、どんどんスピードが速くなっていくよ。
どれくらい速くなるの?
トラックが傾(かたむ)いたり、傘(かさ)がこわれてまったく役(やく)に立たなかったり、家の屋根が飛(と)んでいくくらいの風の速さになるよ。
ひゃー!あぶない
台風が接近(せっきん)すると風が強くなるのは、だんだんと中心ふきんの強い風が近づいてくるからんだ。もちろん、中心から離(はな)れたところでも、いつもよりは強い風が吹いているよ。
だからテレビやインターネットで台風の接近が伝(つた)えられたら、あぶないから外に出ないようにしようね。
◆マンガ読み放題 単行本3万冊以上【BOOK☆WALKER】
【広告】東大生の2人に1人が受講経験(小学講座)がある通信教育
・利用者数No.1 進研ゼミ 小学講座
・部活と両立して得点UP 中学講座
コメント